2009年8月19日水曜日

ダリア

こんばんは
今日は出掛け先で立ち寄よりました花屋で、ダリアに出会いました。ダリアは私にとって2つの顔をもっています。数年前に訪れた小淵沢の花パークでは、山をバックにダリアはひまわりと共に咲き乱れ、野生的というか庶民的というか・・・。一方でフラワーショップに並ぶダリアはガラス花器なんかに入れられて陳列されていると、パーティの主役?といった華やかさと貫禄です。ダリアはバラと並ぶくらい花色も多く、一重、八重、ポンポン咲きなど種類が豊富ですから、皆さんもダリアの印象はそれぞれかと思います。切花のダリアがドッカンと注目されたのは「黒蝶」が流通し始めたころからでしょうか。ボルドーのセミカクタス咲きがなんともグラマラスです。スタンド花や活け込み、アレンジ、花束、様々な場面で「黒蝶」や赤のダリア「熱唱」は良い仕事をしてくれます。赤系のダリアに限りませんが、フレンチスタイルでは開いたバラと共にダリアは好まれていますよね。初秋になれば紅葉した枝と合わせての花束も素敵ですが、花びらが傷つきやすく茎が空洞ですので、お互い据わりの良い位置に配置してあげないと、です。
ダリアの原産地は熱帯高地のメキシコで国花になっています。ナポレオンの妻ジョゼフィーヌはバラを愛したことで有名ですが、ダリアも大切に栽培していたそうです。けれども侍女の一人が球根を手に入れ見事な花を咲かせると興味を失い栽培をSTOP。そのことから移り気という花言葉を頂戴してしまったダリアですが、もちろん花姿から優雅・荘厳・栄華・華麗・優美など、名誉ある花言葉も欲しいままにしています。18世紀にメキシコからスペインに渡り現在に至るまで、人々の心を惹きつけてきたダリア、流石と思う花言葉の数々です。ちなみに今、私の心を惹き付けて止まないのは白のダリア「かまくら」です。(あ、もちろん黒蝶も大好きですよ!!)

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