2012年2月16日木曜日

2月のBunkamuraフラワーセミナー

こんばんは。
寒い毎日です。。寒風に耐えるお庭のオリーブやトネリコに、心でエールを送ってしまうこの頃です。
花木の彩りも薄れる2月ですが、先週末はBunkamuraフラワーセミナー。現在ザ・ミュージアムで開催中の「フェルメールからのラブレター展」とのコラボセミナーでした。今回はレターの小物と共にアレンジをと思い、シーリングスタンプをペッタンペッタン、カードにせっせと文字を入れ準備。またフレームなど使う資材をブルーにしたく、スプレーをかけてブルーに。う~ん、ブルーにした後に、もう少しユーズド感というか時間の経過を感じさせるために、ヤスリや彫刻刀で傷を付けてからスプレーしたら良かったかな・・、との思いが残りましたが、予算と時間の関係上このまま。しかしその思いは花材にベージュの色をポイントで足すことで私なりにカバー。花材は、ひらひら薄い質感は人の繊細な心、ブルーはもちろんフェルメールと言ったらブルー!そして絵画の随所に感じる“時間”の経過を前出の通りベージュに託し、レース・パール・ホワイトで女性らしさ、ペンを連想させる羽根、航海を思わせる貝のオーナメント、そして描かれている女性の心に一滴の涙を感じたので、形はティアドロップ型に、そんな作品になりました。コラボレーションセミナーをさせて頂くときは、今日書きましたような「こう思ったからこの花材・資材を使いました。」という説明はもちろん(!?)しないのですが、なんとなくそんな雰囲気だよね、と思って頂けたら嬉しく、また何よりもコラボレーションセミナーを通して、新しい花の魅力を一つでも発見して頂けたら、この上なく嬉しいと思っております。今回はブルー・パープルの花がメイン。やはり他の色よりも種類が減るのでブルー・パープルを押し出したセミナーは若干躊躇してしまうのが正直なところですが、コラボレーションセミナーだからこそ実現した花合わせということで、ご受講下さいました皆様には、何か心に残る花との出会いがありましたら幸いです。