2009年8月16日日曜日

バジル

こんばんは
最近家庭菜園が流行っておりますが、我が家には唯一食べられる植物としてバジルがあります。
ダイニングの一角に観葉植物コーナーがあるのですが、そこに最近入居した新参者です。やわらかい黄緑色に意外にパリっとした質感が気に入り、一鉢100円と廉価で購入。当初は観賞用のインテリアの一部として購入したのですが、今は最大限に食用として活用中です。トマトの陰にバジルあり、といった印象で原産国はイタリアかと思いきや、インド、イラン、イラクが原産地で16世紀にヨーロッパに伝えられています。インドではクリシュナ神に捧げられる神聖な植物だと本で読んだ記憶があります。そういえば芳香のある植物は古代から好まれ、また花と花の香りは人間を喜ばせることから、その香りは神々にも受け入れてもらえるだろうと考えられています。昔のアラビア人は香りが良いのでバジルを愛し、イスラム教徒は年二回の大祭でお墓にバジルと花を供えるそうです。花言葉は神聖・好意など。文化が違えば植物に対する考え方も大きく変わるわけで、私にとっては捧げものというよりは、はじける香りと瑞々しさ、といった感じですが、刻んで酸化し変色したバジルにはがっかりです。ペーストのジェノベーゼを作ったときは、オリーブオイルをかけて空気に触れないよう保存すればOKのようですが、シンプルに摘んですぐ食べるのが、やはり家庭菜園の醍醐味ですよね。って、観賞用に購入したんじゃなかったっけ?私・・・。

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