2009年9月7日月曜日

露華

こんばんは
夜風と虫の音が、秋の気配を感じさせるこの頃です。
二十四節季で言いますと、白露の候ですね。大気が冷えて露が結び始める時期です。露が出来やすいことと、秋の涼しさや冷ややかさを感じさせることから、“露”は秋の季語になっています。
文学的には儚さに例えられることも多い“露”という言葉ですが、“露”自体を美しく表現した言葉もありますよ。宝石に例えて“露珠”、そして花に見立てて“露華”。キラキラと光にきらめく、美しい露の様子が窺えます。日本には、“花”や花の名前を比喩として用いている言葉がたくさんありますよね!自然の情景を表すものや、人の様子を表現するものなど。(日本の伝統色にも、花の名前が由来の色名もたくさんありますね。)
花に例えられた奥ゆかしい言葉、そういった言葉との出会いも私が花との関わりの中で楽しんでいることの一つです。

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